その他 【書評】最強の読書ガイド『学問のしくみ事典』 世の中にはいろいろな分野に膨大な本が存在しますが、「学問」というものすごく広い括りで書かれた本は初めて見ました。哲学や物理学など、それぞれの学問の成り立ちを代表的な研究者たちとその系統を整理して解説しています。その範囲はなんと、人文科学、... 2020.06.29 その他
科学 【書評】素人にもわかる宇宙の最先端『すごい宇宙講義』多田将 素粒子物理学の研究者である著者が一般向けに行った宇宙についての講義をまとめた本です。宇宙にまつわる研究の最先端は、素粒子レベルのミクロな世界から宇宙全体の成り立ちに至るまで、もはや一般人の認知できる範囲をはるかに超えた抽象的な内容になって... 2020.06.15 科学
社会 【書評】知識ゼロでも分かるおすすめ入門書『社会学用語図鑑』田中正人 私もそうだったんですが、知らない人にとって社会学ってかなり謎に包まれた学問だと思います。まず社会学の定義からして分からないですから。社会学の用語をネットで検索しても、説明の中にまた分からない用語が出てきて、難解でなかなか理解できません。 ... 2020.06.08 社会
科学 【書評】見えない恐怖 vs 科学『人類と感染症の歴史』加藤茂孝 今、新型コロナウイルスによって世界中が混乱しています。医学の発展によって、日常ではほとんど感染症の恐怖を実感することがなかった私たちにとっては、とてもショッキングな事態です。一方で、近代になって感染症をひきおこす細菌やウイルスが発見される... 2020.06.02 科学
科学 【書評】科学の発展を歴史物語として読む『サイエンス大図鑑』アダム・ハート・デイヴィス 大図鑑というタイトルとずっしりとした重みからして、とても通読して楽しむような本には見えません。でもいったん読み始めると、この本が図鑑というよりは物語として読める形になっていることが分かってきます。その秘密は構成にあります。科学の各分野ごと... 2020.05.26 科学
宗教 【書評】脳の進化で宗教の起源を説明『神は、脳がつくった』E・フラー・トリー なぜ人類は歴史上で、様々な「神」を生み出し信仰してきたのか。しかも世界各地の民族がそれぞれに異なる神を、なぜ同じような時期に信じ始めたのか。本書では、その疑問が人類の脳の進化という視点で説明できる、という説を紹介しています。600万年前の... 2020.05.15 宗教
歴史 【書評】2500年前の日常を味わう『図説 古代ギリシアの暮らし』 歴史について書かれた本の多くは、王様、軍人、政治家、芸術家など、時代を動かした大人物と国家全体の話が中心に書かれたものが多いです。一方で本書は、古代ギリシアの名もなき一般市民たちが、日常の衣食住をどのように暮らしていたのかを教えてくれます... 2020.05.12 歴史
社会 【書評】認知バイアスが隠す世界の進歩『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 』ハンス・ロスリング 日々ニュースなどを見聞きすると、そこには貧困、紛争、環境破壊などの悲観的な話題があふれています。しかし思い込みをなくして統計データなどの事実を基に世界を見れば、世界は貧困や健康など多くの面で良くなってきているのです。本書ではそれを10種類... 2020.05.10 社会
経済 【書評】創作の裏のお金の話『PIXAR(ピクサー)』ローレンス・レビー 著者は、アニメーション制作会社のピクサーで1994年から最高財務責任者を務めました。創作の裏にある、ピクサーの事業としてのお金に関する物語が語られています。クリエイティブな創作集団としてのピクサーについては本もいくつか出ており、広く語られ... 2020.05.08 経済
映画 【映画】世界をフラットな目線で見る『風と共に去りぬ』ネタバレ感想 映画『風と共に去りぬ』のネタバレ感想です。1939年に公開された、アメリカの南北戦争前後の時代を生きた一人の女性を描いた大河ドラマです。 4時間近くもある大作なので尻込みしてましたが、思い切って見始めました。予想外に面白すぎ... 2020.05.07 映画