生物学

科学

【書評】メンデルからゲノム編集まで『遺伝子―親密なる人類史』

がん研究者である著者が、遺伝学の発展の歴史を過去から未来まで、科学者たち一人ひとりのエピソードも交えて書ききった大著です。メンデルとダーウィンが遺伝学の基礎を切り拓いたところから始まり、ナチスの優生学、DNAの二重螺旋構造...
科学

【書評】科学と人間性の往復『理不尽な進化』吉川浩満

本書は表紙だけ見ると、進化生物学の読み物のようで書店の科学コーナーにありそうな本です。第一章まで読んだ時点では、まだそのイメージで問題ありません。従来の進化論の本は環境に適応して生き残った生物種にスポットライトを当てていますが、こ...
科学

【書評】21世紀の病気と微生物の関係『あなたの体は9割が細菌』A・コリン

健康にとって腸内細菌が重要だという話は、日々よく耳にします。でもそういった微生物は、あくまで自分の体に影響を与えている「外部」のものだというイメージを持っていました。本書を読んでそのイメージが180度変わりました。微生物は人間の体に影響を...
科学

【書評】人間観が180度変わる『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス

生物がどのように生まれて進化してきたという、進化生物学の一般向けの解説書です。遺伝子の自己複製と淘汰によって人間やその他の生物が現在の姿になりなったという仕組みが、あまりにも明解で分かりやすい文章で書かれています。人間という謎に満ちて神秘...
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