経済学

経済

【書評】『図解インド経済大全』

本書は、インド研究者、またインドを専門とする実務家ら総勢34人の編者・執筆者が結集し、インド経済と関連する事項を解説する。第1部は経済に陰に陽に影響を与える政治や社会、文化なども幅広くカバー、充実した記述で理解を深められる。第2部...
社会

【書評】『気候危機とグローバル・グリーンニューディール』

気候危機は解決できる。世界で最も引用されている存命中の知識人ノーム・チョムスキーと、世界最大の再エネ投資計画をオバマ政権下で監督したロバート・ポーリンが、気候危機を公正に解決するための「グローバル・グリーンニューディール」構想を語...
経済

【書評】経済学の前提を疑う『予想どおりに不合理』ダン・アリエリー

古典的な経済学の入門書を開いてみると、結構難しい数式とグラフが並び、なんとなく数学的に厳密な学問なんだろうな、という印象を受けます。でもその議論の土台にはかなり大雑把な前提があって、「合理的経済人」と呼ばれています。取引を行う人間...
経済

【書評】発展の最大の要素は人『ルワンダ中央銀行総裁日記』服部正也

1965年、日本銀行員だった著者が突然アフリカの発展途上国であるルワンダの中央銀行総裁に就任し、破綻寸前のルワンダ経済を立て直すというお話です。これがまた映画のように熱い展開で、語り口は淡々としているにもかかわらず、あまりの面白さに引き込...
経済

【書評】徴税は支出の後に生じる『MMT現代貨幣理論入門』L・ランダル・レイ

MMT(現代貨幣理論)は、貨幣、税金、財政赤字などについての一般的なイメージを180度変えてくれる画期的な理論です。でも、それは常識を覆すとんでもない理論なんかではありません。その説明はあまりに明快でシンプルで、一度聞いてしまえば「まあそ...
経済

【書評】日本は財政赤字を増やすべき『奇跡の経済教室』中野剛志

『経済学大辞典』を読んで、最新の経済学についても知りたいな、と思って手に取った本です。が、まさかここまで自分の常識がひっくりかえされるとは思ってもみませんでした。本書はMMT(現代貨幣理論)をベースにして、主流派経済学の理論と、それをベー...
経済

【書評】経済の仕組みは解明できるのか『経済学大図鑑』

このところDK社の社会科学系の図鑑シリーズにはまってるのですが、今回は経済学がテーマの一冊です。このシリーズおなじみですが、図鑑と言っても最新の経済学の理論を並べていくわけではありません。古代ギリシアから始まる経済学の歴史の中で提唱された...
社会

【書評】日本の厳しい現状と取るべき戦略『シン・ニホン』安宅和人

AIとビッグデータで大きく時代が変わっていく中で、日本という国が今どういう立ち位置にいるのか。そして今後どういう戦略をとって行くべきなのか。本書では、豊富なデータに裏付けられたシビアな日本の現状認識と、そこから日本が勝つために打つべき戦略...
社会

【書評】SDGsの建前と本音『2030年の世界地図帳』落合陽一

テクノロジーの進化、人口の変動、各国の戦略などによって、2030年の世界がどうなっているかを非常に分かりやすく解説しています。本書でキーワードになっているのは「SDGs」で、日本語訳は「持続可能な開発目標」です。飢餓、貧困、環境などに関す...
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