政治学

社会

【書評】『気候危機とグローバル・グリーンニューディール』

気候危機は解決できる。世界で最も引用されている存命中の知識人ノーム・チョムスキーと、世界最大の再エネ投資計画をオバマ政権下で監督したロバート・ポーリンが、気候危機を公正に解決するための「グローバル・グリーンニューディール」構想を語...
政治

【書評】君主のためのノウハウ本『君主論』マキャヴェリ

ルネサンス期の政治思想家のマキャベリの名著です。政争に巻き込まれ官僚をクビになり、引きこもっていた彼が、復職を目指して権力者に向けて献上するために書きました。君主が国を安定して治めるためのノウハウ本です。古代に栄えた国や、当時のイ...
哲学

【書評】正義とは何なのか、ちゃんと言いなさい!『国家』プラトン

古代ギリシアの哲学者プラトンの、言わずと知れた代表作中の代表作です。読んだことはなくても、イデア論とか哲人統治とか、何となく聞いたことがある人も多いでしょう。タイトルだけ読むと、理想の国家について書かれた政治学がテーマの本に見えますが、意...
政治

【書評】右vs左で世界は読み解けない『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』茂木誠

政治のニュースなどでよく「右」と「左」という対立軸で語られることがありますが、正直よくわからない人も多いのではないでしょうか。それもそのはずで、世界情勢が複雑化するのに伴って、主張の差異を作る要素がどんどん増えてきており、もはや1次元の対...
政治

【書評】政治は誰のためか?『政治学大図鑑』

個人的には政治にはあまり興味がありませんでした。日々のニュースで政治の話が出ると、明らかに国民のためにならない政策を強引に推し進める政治家に対する怒りと、その構造がどうにも変わらないことへの苛立ちばかりがこみ上げてきて、どうしても楽しめな...
社会

【書評】日本の厳しい現状と取るべき戦略『シン・ニホン』安宅和人

AIとビッグデータで大きく時代が変わっていく中で、日本という国が今どういう立ち位置にいるのか。そして今後どういう戦略をとって行くべきなのか。本書では、豊富なデータに裏付けられたシビアな日本の現状認識と、そこから日本が勝つために打つべき戦略...
社会

【書評】SDGsの建前と本音『2030年の世界地図帳』落合陽一

テクノロジーの進化、人口の変動、各国の戦略などによって、2030年の世界がどうなっているかを非常に分かりやすく解説しています。本書でキーワードになっているのは「SDGs」で、日本語訳は「持続可能な開発目標」です。飢餓、貧困、環境などに関す...
社会

【書評】なぜ民族紛争が起きるのか『世界の民族地図』高崎通浩

どうして世界各地で民族紛争が絶えないのか、その理由が知りたくてこの本を手に取りました。世界全体の民族分布とその歴史、そして結果としての現代(1997年時点)の民族問題について網羅したすごい本です。おおまかに世界の紛争の原因をしることができ...
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