今年はあまり新作を観れていないですが、その中で個人的なランキングを作ってみました。今年公開で未見の作品の中でも、観ていたらたぶんランキングに入ってきたんだろうな、という作品もメモしておきます。
2021映画ベスト10
- クルエラ
- ファッションのパフォーマンスシーンがとにかくカッコいいです。正しい人間であることから解放されて才能を爆発させていくカタルシスが最高でした。
- シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇
- こんなにもしっかりとキャラクター達に決着をつけさせて綺麗なラストを迎えるとは思ってませんでした。エヴァらしくないという人もいるかもしれませんが、個人的には素直に感動です。
- 街の上で
- 初めのうちは自意識過剰で痛い主人公にちょっとイライラ。若い頃の自分を見ているよう。もっと器用に生きろよ!と言いたくなりました。でも次第にその不器用さが愛おしくなり、最後には肯定感が。オムニバス的に描かれる登場人物達の関係がどんどんつながってラストに集約していく流れも見事です。
- 映画大好きポンポさん
- 映画を語る映画だけに、いろんなテクニックが詰め込まれてます。画面のエフェクト。編集技術。作品と劇中劇とメタ視点の切れ子構造。劇中劇の主人公、本作の主人公、作り手、さらには観客までもを巧みにシンクロさせてテーマを語るところは見事です。あとは過剰気味な盛り上げがもう少し抑えられてれば最高でした。
- ドライブ・マイ・カー
- カセットテープから流れる演劇の台詞、多言語の劇の稽古、クルマを運転すること。いろんな要素が主人公の心情と絡み合ってきます。長くて静かな映画だけど退屈する暇はありあせんでした。しかしサーブ900がとにかくカッコよかったです。
- 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ
- コロナ禍の中待ちに待ってやっとの公開。全力で楽しむはずが、不覚にも3時間拘束でトイレ行きたくなり集中出来ず…。でもしっかり終わって感無量でした。今回の敵もセカイ系。そして謎のジャポニズム。アナデアルマスの出番少なかったのがちょっと残念です。
- イン・ザ・ハイツ
- キングスマン ファースト・エージェント
- 20世紀はじめの歴史上の出来事の裏に、悪の組織の工作を絡ませる設定が上手いです。とにかくラスプーチンが最高です。怪しくて気持ち悪いキャラクター作りも良いですが、それがバトルシーンになるとロシア風の踊りの動きにあわせて華麗に剣を振るうので、ギャップも含めカッコよすぎました。
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 小説の富野節そのまんまのセリフまわしが面白かったです。全員富野監督がしゃべってる感じ。市街戦のビームの破片の表現が、F91の薬莢の先を行く新さがありました。
- マトリックス リザレクションズ
- 序盤からメタ視点の演出で、ストーリー全体が作り手自身の状況を象徴しているようでした。過去の自作品から付かず離れずの所に置かれ、他人の手でコンテンツの価値を吸い取られていく。それを自分の手に取り戻す話に見えました。ラストのセリフは、映画で商売する側の人へのアンビバレントな思いを表しているのかも。
未見の作品
- 偶然と想像
- ラストナイト・イン・ソーホー
- ドント・ルック・アップ
- パワー・オブ・ザ・ドッグ
- チック・チック・ブーン
- デューン 砂の惑星
- 最後の決闘裁判
- フリー・ガイ
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