文学

【書評】家系図付き『インド神話物語 マハーバーラタ』

インド神話の壮大な叙事詩『マハーバーラタ』の物語を再話し、挿絵つきの読みやすい物語に。背景となる神話やインドの文化をコラムで解説。英語圏で15万部を売り上げている、マハーバーラタ入門として最適の一冊。www.amazon....
哲学

【書評】『方法序説』

すべての人が真理を見いだすための方法を求めて、思索を重ねたデカルト(1596‐1650)。「われ思う、ゆえにわれあり」は、その彼がいっさいの外的権威を否定して到達した、思想の独立宣言である。近代精神の確立を告げ、今日の学問の基本的...
文学

【書評】『ドン・キホーテ』セルバンテス

騎士道本を読み過ぎて妄想にとらわれ、古ぼけた甲胄に身を固め、やせ馬ロシナンテに跨って旅に出る。その時代錯誤と肉体的脆弱さで、行く先々で嘲笑の的となるが…。登場する誰も彼もがとめどもなく饒舌な...
心理学

【書評】『NOISE ノイズ』ダニエル・カーネマン他

組織やシステム内で発生する判断のばらつき、「ノイズ」。個人のバイアス(認知の偏り)と比べて見過ごされがちだが、時に甚大な悪影響を及ぼす。保険料の見積もりや企業の人事評価、医師の診断や裁判の判決など、均一な判断を下すことが前...
経済

【書評】『だから僕たちは、組織を変えていける』斉藤徹

この本は、現状に違和感を持ち、組織やチームを変えたいと思う人に向けて、これからの時代にふさわしい組織像と、実践的な変革メソッドを紹介します。最も重視しているのは「関係性の質」です。ここが変わることで、チームの「思考」が変わり、「行...
社会

【書評】『あたらしい世界の資源地図』ダニエル・ヤーギン

原油価格はなぜ激しく変動するのか? 米中関係はどうなるのか? 地政学とエネルギー分野の劇的な変化によって、どのような新しい世界地図が形作られようとしているのか? 地政学リスクから第一人者が読み解く『ウォール・ストリート・ジャーナル...
実用書

【書評】『英語のハノン 初級』

英語とピアノは、よく似ています。英文法は、いわば楽譜です。英会話(演奏)に英文法(楽譜)は不可欠であり、英文法(楽譜)は英会話(演奏)のためにこそあります。ところが現実には、英文法と英会話は、まるで別々の英語のように捉えられ、しば...
その他

【書評】『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』ガイ・ドイッチャー

ホメロスの叙事詩『イリアス』や『オデュッセイア』では、海と牛がともに「葡萄酒色」と表現され、「青」は一切出てこない――古代ギリシャ人は世界がモノクロに見えていた? 前後左右にあたる語を持たず東西南北で位置を伝えるグーグ・イミディル...
社会

【書評】『インド残酷物語』池亀彩

世界有数の大国として驀進するインド。その13億人のなかにひそむ、声なき声。残酷なカースト制度や理不尽な変化にひるまず生きる民の強さに、現地で長年研究を続けた気鋭の社会人類学者が迫る。日本にとって親しみやすい国になったとはいえ、イン...
経済

【書評】『図解インド経済大全』

本書は、インド研究者、またインドを専門とする実務家ら総勢34人の編者・執筆者が結集し、インド経済と関連する事項を解説する。第1部は経済に陰に陽に影響を与える政治や社会、文化なども幅広くカバー、充実した記述で理解を深められる。第2部...
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