読書

経済

【書評】創作の裏のお金の話『PIXAR(ピクサー)』ローレンス・レビー

著者は、アニメーション制作会社のピクサーで1994年から最高財務責任者を務めました。創作の裏にある、ピクサーの事業としてのお金に関する物語が語られています。クリエイティブな創作集団としてのピクサーについては本もいくつか出ており、広く語られ...
芸術

【書評】観客巻き込み型映画への批判『アニメーション、折りにふれて』高畑勲

2018年に亡くなられた、ジブリの高畑勲監督のエッセイ集です。監督は『火垂るの墓』や『かぐや姫の物語』などのいくつもの名作を残されてきました。その過程で考えたことや出来事が様々なテーマが語られています。日本文化、日本語、アニメの作り方、一...
技術

【書評】AIとは結局何なのか『人工知能は人間を超えるか』松尾豊

本書はトップクラスの人工知能研究者によって書かれた人工知能の入門書です。AI研究の歴史から、最近のブレークスルーであるディープラーニング、そして今後の展望までを平易な文章で教えてくれます。そんなに分厚い本ではありませんが、その情報量はすご...
技術

【書評】イノベーションのためのヒント『飛行機技術の歴史』

飛行機の「技術」と、それを生み出した技術者たちの歴史 飛行機の歴史はライト兄弟から始まったというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか。かく言う私もこの本を読むまではそう思っていました。でもそれは大間違いで、ライト兄弟が実...
歴史

【書評】健康の鍵は進化のミスマッチにある『人体600万年史』

世の中の数多くの人が、健康に長生きできる方法が知りたくて日々情報集めをしています。食事法、エクササイズ、医学など、TV番組や本などをはじめ、巷には膨大な量の情報が溢れています。そもそもなんで現代人はこんなに不健康なんでしょうか。食べたいも...
歴史

【書評】世界史入門の1冊目におすすめ『世界全史』宮崎正勝

大人になってから教養として世界史を勉強しようと思ったとき、まず1冊目に読むならこれが絶対におすすめです。世界史の通史の本となると、どうしてもそれぞれの時代や地域ごとの解説の寄せ集めになってしまいます。まず最初に世界史全体の流れを俯瞰で理解...
社会

【書評】SDGsの建前と本音『2030年の世界地図帳』落合陽一

テクノロジーの進化、人口の変動、各国の戦略などによって、2030年の世界がどうなっているかを非常に分かりやすく解説しています。本書でキーワードになっているのは「SDGs」で、日本語訳は「持続可能な開発目標」です。飢餓、貧困、環境などに関す...
芸術

【書評】ディズニー好きの必読書『ウォルト・ディズニー 創造と冒険の生涯』ボブ・トマス

作品やテーマパークが世界中で大人気のディズニーですが、その人気の高さの割には、創業者ウォルト・ディズニーがどういう人だったかを知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。本書はウォルトが生まれてから亡くなるまでの人生を詳細に描いた伝記...
社会

【書評】幸せの鍵は科学と共感『21世紀の啓蒙』スティーブン・ピンカー

毎日ニュースでは世界中で起きている社会問題や紛争などのネガティブな話題ばかりが報じられています。それらを見聞きするうちに、こんなことを思うかもしれません。平和で豊かな日本で暮らす自分はたまたま運が良かっただけ。世界の多くの人たちが貧困や戦...
科学

【書評】人間観が180度変わる『利己的な遺伝子』リチャード・ドーキンス

生物がどのように生まれて進化してきたという、進化生物学の一般向けの解説書です。遺伝子の自己複製と淘汰によって人間やその他の生物が現在の姿になりなったという仕組みが、あまりにも明解で分かりやすい文章で書かれています。人間という謎に満ちて神秘...
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