読書

経済

【書評】日本は財政赤字を増やすべき『奇跡の経済教室』中野剛志

『経済学大辞典』を読んで、最新の経済学についても知りたいな、と思って手に取った本です。が、まさかここまで自分の常識がひっくりかえされるとは思ってもみませんでした。本書はMMT(現代貨幣理論)をベースにして、主流派経済学の理論と、それをベー...
経済

【書評】楽しく読めるビジネス入門『経営学大図鑑』

DK社の社会学系の図鑑シリーズの経営学編です。経営学という学問についての本というよりは、ビジネス実用書のエッセンスを詰め込んだ楽しい読み物といった感じです。このシリーズは、学問の発展を歴史の流れを追って解説するスタイルが多いのですが、本書...
政治

【書評】政治は誰のためか?『政治学大図鑑』

個人的には政治にはあまり興味がありませんでした。日々のニュースで政治の話が出ると、明らかに国民のためにならない政策を強引に推し進める政治家に対する怒りと、その構造がどうにも変わらないことへの苛立ちばかりがこみ上げてきて、どうしても楽しめな...
経済

【書評】経済の仕組みは解明できるのか『経済学大図鑑』

このところDK社の社会科学系の図鑑シリーズにはまってるのですが、今回は経済学がテーマの一冊です。このシリーズおなじみですが、図鑑と言っても最新の経済学の理論を並べていくわけではありません。古代ギリシアから始まる経済学の歴史の中で提唱された...
社会

【書評】日本の厳しい現状と取るべき戦略『シン・ニホン』安宅和人

AIとビッグデータで大きく時代が変わっていく中で、日本という国が今どういう立ち位置にいるのか。そして今後どういう戦略をとって行くべきなのか。本書では、豊富なデータに裏付けられたシビアな日本の現状認識と、そこから日本が勝つために打つべき戦略...
文学

【書評】文学の全体観を眺める『世界文学大図鑑』

DK社の人文社会系の大図鑑シリーズを今まで何冊か読んできてなかなか良かったのですが、今回は「文学」がテーマの1冊です。小説などの文学作品は、読みたい本を思うままに買って読んでいくのが普通の楽しみ方かと思います。でも私は、どちらかというとま...
芸術

【書評】最強の美術鑑賞入門書『世界アート鑑賞図鑑』

絵画などの美術作品にはこれまであまり親しみがなかったのですが、一度は広く浅く美術の基礎知識をつけておきたいなと思い立ち、入門書を探してみました。網羅性、ボリューム、図版の数、値段などなどを見て、本書を購入してみました。結果は大正解。狙い通...
心理学

【書評】心理学者たちの系譜『心理学大図鑑』

『図説 心理学用語大全』を読み終えたので、さらにもう少し詳しい入門書を読もうと思って手に取りました。本書はDK社の大図鑑シリーズの心理学編です。歴史上の主な心理学者を1人1~6ページ程度で解説しています。学者は系統ごとに分けて時系列に並ん...
心理学

【書評】哲学から科学へ『図解 心理学用語大全』田中正人

人文・社会系の分野の用語を豊富なイラストと最低限のテキストで徹底的にわかりやすく解説する『哲学用語図鑑』から始まるシリーズの心理学編です。哲学と社会学の巻がすごく良かったので、今回も手に取りましたが、やはり安定したわかりやすさですね。 ...
哲学

【書評】まだまだ広い哲学の世界の一端でしかない『哲学大図鑑』

哲学のにわか知識をつけたいと思い立って、まず『哲学用語図鑑』と『続・哲学用語図鑑』を読んでみました。すごく分かりやすかったんですが、やはり用語図鑑というだけあって中身は歴史の流れというよりは用語解説の羅列になっていました。だったら次はこれ...
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