キューバ旅行記 その1 街歩き

旅と散歩

9月にキューバ旅行に行って来ました。結論から言うとキューバはかなりおすすめの旅行先ですので、いろいろとご紹介したいと思います。まずは建物などを楽しむ街歩きから。

古い建物のトータルコーディネート

キューバの街並みはスペインやアメリカに支配されていた時代に建てられたものが多く残っていています。ヨーロッパの都市となんとなく違うと感じたのは、建物が本当に「古い」ことです。パリなんかも絵になる街並みで100年以上前の建物があったりしますが、それはあくまでそこに価値を見出して大事に使われているからです。「あえて残している」のです。でもキューバは違います。街全体が古いんです。そして古いものを大事に、という特別なものではなく、今まさに人々が普通に住んでいる。その理由はキューバ革命以降にアメリカから受けている経済封鎖です。新しい建物を建てる物資が手に入らず、住宅の老朽化が問題になっています。そのため人々はそこに住まざるを得ない。住んでいる人は本望ではないかもしれませんが、そのおかげでこの美しい街が綺麗に修復されずに生っぽい古さのまま残ってくれています。

そこにはパリのおしゃれな古さとは違う、生き生きとした本物感があるのです。まさにタイムスリップしたような感覚です。そしてその街にいるのは、ごくごく普通の生活感溢れる人たちです。おしゃれでピシッとした服装に身を包み、スマホ片手にSNSを眺めながら歩く欧米人とは違います。全てが「スタイル」ではなく「生活」で構成されているイメージです。

色彩の街

そして何と言ってもその色彩の豊かさです。キューバ人は壁をカラフルに塗るのが好きみたいで、様々な色に彩られた街並みは美しいの一言です。淡いパステルカラーで統一されているので、古い建物にもマッチしてより一層良い味を出してくれています。

その最たるものが、下の画像のトリニダーという古い街です。まるでミニチュアで作った街のようなポップで可愛い街は、いつまでも眺めていられますね。ハバナから少し遠くて、タクシーで気長に移動する必要がありますが、キューバに行くならぜひ訪れることをおすすめします。

「ディズニーランド化」されていない

よくディズニーランドに作られた古い街並みを見て、「本物を見に行った方が良い」なんてことを言う人がいます。でもよくよく各地の観光地の街並みをみていると、それは観光用に頑張って補修して保存されているものだったり、日本風やヨーロッパ風の建物をあえて作ったものだったりします。ヨーロッパの古い建築風でいて、実は近代に建てられたビルだったりです。これを個人的には、観光地の「ディズニーランド化」と呼んでいます。良くも悪くも、綺麗で、演出されていて、安心して楽しめるご当地「風」の場所です。そうなると、本物とディズニーランドの境界はどんどんあいまいになってきます。

それに対し、ハバナを中心としたキューバの街はその対極にあります。生活の一部としての本当の街並みがそこにはあるのです。「キューバに行くなら今」とよく言わていますが、心底そうだなと思います。この街並みを作っている条件はアメリカの経済封鎖です。その条件がなくなった時点で、これらは永遠に失われる運命にあるのです。

参考文献

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