【名所江戸百景の今】46景 鎧の渡し小網町

名所江戸百景の今

歌川広重が安政3年(1856年)から制作した傑作「名所江戸百景」。現代の東京を散歩しながら、同じアングルを探して写真におさめみました。

46景 鎧の渡し小網町

江戸時代よりさらに昔ここは海岸線付近でした。平安時代に源義家が奥州に向かう船が暴風で転覆しそうになった時に、鎧を海に投げて祈ったら風が収まり助かった、という伝説から「鎧の渡し」と名付けられた渡しがあった場所です。また、帰ってきた源の義家がお祝いに兜を埋めたという場所が「兜町」と呼ばれています。

今は首都高の陰で暗く、当時の賑わいはなく静かな雰囲気です。立ち並ぶ蔵も全く残ってません。兜町には昭和初期に建てられたかっこいい西洋建築の東京証券取引所本館がありましたが、それも今は取り壊されて残っていません。ここでも変化の激しさを実感します。

参考図書

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