歌川広重が安政3年(1856年)から制作した傑作「名所江戸百景」。現代の東京を散歩しながら、同じアングルを探して写真におさめみました。
52景 赤坂桐畑
溜池山王という銀座線の駅があります。江戸時代には外堀の一部として本当に溜池があったのですが、今は見る影もなくて全くイメージ湧きません。湧き水の流れを堰き止めて池を作り、上水として利用していたみたいです。
現在は完全に埋め立てられて外堀通りという幅広の道路になっています。当時は池のほとりに桐が植えられていて、広重はその桐を中央に置く構図で描いています。もう池も桐畑もなくなってるので、なんとなく街路樹と道路をそれに見立てて写真を撮ってみました。
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