歌川広重が安政3年(1856年)から制作した傑作「名所江戸百景」。現代の東京を散歩しながら、同じアングルを探して写真におさめみました。
59景 両国橋大川ばた
明暦の大火の時には両国橋がかかっておらず、逃げ遅れた多くの人が亡くなりました。その後防災のために橋をかけ、橋のたもとに火除けのためのスペースを設けました。絵の下端がその広場ですが、出店が軒を連ねて賑やかになっています。火除けになっていない気がしますが、大丈夫なんでしょうかね。絵に描かれた橋は2代目で、その後明治に2度、昭和の震災後に1度架け替えられて、現在のものは5代目の両国橋です。
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