ギリシャ旅行予習 その1 古代ギリシア登場人物まとめ

雑記

古代ギリシアの浮き沈みの激しさ

夏休みにギリシア旅行に行ってきたのですが、勉強のために塩野七生著『ギリシア人の物語』を読みました。かなり面白かったです。なんと行ってもアテネの浮き沈みの勢いがすごい。ペルシャ戦争大勝利からのペリクレス時代のイケイケのアテネが、ペリクレスが死んで20年かそこらでスパルタに負けてエーゲ海の制海権を全て失い、ただの田舎ポリスに成り下がるジェットコースターぶりは、なんとも言えない切なさを感じさせます。その古代ギリシアの歴史は、個性的で魅力的な登場人物のオンパレードです。

古代ギリシア登場人物まとめ

今回、そんな登場人物たちのおおざっぱなまとめを作ってみました。本の内容を忘れた時に、ぱっと眺めて流れを思い出せるように、というのが目的です。

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ソロン、ペイシストラトス、クレイステネス、ペリクレスといったアテネの統治者を中心にして、アテネやスパルタの武将たち、ペルシャの王たちが脇を固めます。アテネのメインストリームの最後には、実績では格下のアルキビアデスをあえて配置しました。この本を読むまで知らなかったのですが、アルキビアデスはペロポネソス戦争期のデマゴーグ(扇動家)の一人です。その彼の人生がとにかく面白すぎるんです。『ギリシア人の物語』でも、ペリクレス以後における主役級の扱いで書かれています。

本当はこの本の最後の時代まで完成させたかったのですが、アテネ没落までで自分も力尽きました・・。その後のテーベ覇権時代のペロピダスとエパミノンダス、マケドニアのフィリッポスとアレクサンドロス、そして数々の哲学者たちや作家たちなど、魅力的な人物はたくさんいますが、今回はアテネ最盛期の政治家・軍人とその周辺といったところまでです。

次回は古代ギリシアの歴史の流れを超おおざっぱにまとめたいと思います。

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