メルセデス・ベンツのモデル変遷をまとめてみた

雑記

脈々と受け継がれる血統

カールベンツが1886年に内燃機関を動力とした自動車の特許を取得して以来、自動車の進化をリードしてきたダイムラー(ベンツ)。自動車の歴史はダイムラーの歴史と言っても過言ではない、と言われています。そんなベンツの歴史を知りたいと思い、ワールドカーガイドを手に取りました。 

『メルセデス・ベンツ/ワールド・カー・ガイド・DX』

 何よりも関心したのが、その歴史が長いだけでなく、しっかりと「繋がっている」ことです。現在セダンの主力車種であるSクラスとEクラスのモデルチェンジをさかのぼっていくと、どこまでも果てしなくさかのぼれてしまうのです。ダイムラーとベンツが合併した1926年以降に絞ると、最終的にSクラスは1926年の12/55PS、Eクラスは1931年の170にルーツがあことがわかります。

第二次大戦の期間を除くと、ほぼ途切れることなくモデルの血統が受け継がれて今に至るのです。ベンツが自動車の王だとすると、その王朝の血筋が世襲で脈々と受け継がれているようなイメージですね。

1926年 12/55PS
2013年 S-Class

モデル変遷をまとめてみた

このモデルチェンジの流れが一目で分かる表が欲しいなと思ったのですが、思い切って自分で作ってみました。SクラスとEクラスの系譜に加え、Sクラスのさらに上位のモデル、1980年代に派生したCクラス、スポーツモデルのSLクラスの系譜も追加しています。

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普段街でベンツを見かけても、金持ちが買う面白みのないクルマという印象であまり興味を惹かれませんでした。でもこうやって歴史を紐解いて、背後にある伝統に頭を巡らせながら眺めると、いくぶん面白みが出てきました。

ブランドに対する姿勢

ベンツがさすがなのは、その立派な歴史をブランドイメージ向上に結びつけるための投資を惜しまないことだと思います。ドイツのシュトゥットガルトには、メルセデス・ベンツ博物館という圧倒的な規模の自動車博物感があります。それこそベンツ=自動車の歴を見ることができる場所でしょう。将来、このリストを片手にそこを巡るのが目標です。

そして今回調べていて見つけていて驚いたのが、オフィシャルサイトにある歴史解説のページです。過去のあらゆる車種についての詳細な解説と膨大な写真資料があります。外観だけでなく、メカニズムの透視図など大昔の広報資料がたくさん載っています。おまけに創業者などの人物についての項目まであります。これがあれば、ベンツ関連の書籍を買う必要がなくなるんじゃなかと思えてきます。

M@RS – The Digital Archives of Mercedes-Benz Classic

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